【Web開発】ウォーターフォール開発

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記述日 2022/7/10

Web開発:ウォーターフォール開発

Web開発のウォータフォール開発について書きます。
ウォーターフォール開発とは上流工程から下流工程へ順次移行していく開発手法で、水が下に落ちていく様を模した名前となっています。

はい。IT業界の方は親の顔より見たことある図だと思いますが、私も書いてみました。
コピペ画像でも良かったんですが、Visioという設計図やダイヤグラムツールの練習のため作りました。

 

工程の大分類

プロジェクトや担当範囲によって異なる場合がありますが、工程は下記の6つに分けられます。

■1.要件定義

■2.設計
・外部設計 → 内部設計

■3.実装(開発)

■4.テスト
・単体テスト
・結合テスト
・総合テスト

■5.リリース

■6.運用・保守

上記各項目について詳細を記述します。

 

1.要件定義

要件定義では、作成するシステムやプログラムで満たす要件を決めていきます。顧客が解決したい課題や、実装すべき必要な機能を定義し確定させます。

 

2.設計:外部設計→内部設計

要件定義書に基づき、プログラムの設計を行います。基本設計では主に画面やイメージなど外部から見える部分を、詳細設計では実際にプログラムが動く内容など内部動作を設計していきます。

・外部設計
要件定義で決定した機能や性能、制約条件などを基にしてシステムの基本となる設計を行います。
操作画面や操作方法、データ出力など、ユーザーから見えるインターフェース部分の仕様を決定したり、セキュリティや運用規定、システム開発のスケジュールや費用などを設計したりと、基本的にユーザーに向けた仕様を設計するのが外部設計です。

・内部設計
内部設計では外部設計を基に、システム内部の動作や機能、物理データなど、ユーザーから見えにくい詳細な部分の設計を行います。外部設計とその後に行われる詳細設計の間の工程ですが、内部システムに特化しているため、詳細設計と同じ工程として扱われることもあります。
プログラム機能を単体に分割し、そこで使用する物理データや入出力を設計します。外部設計の結果をプログラミングしやすくするのが内部設計の役割です。

3.実装(開発)

基本設計、詳細設計の内容に基づき、実際に実装(プログラミング)していきます。

 

4.テスト

・単体テスト/結合テスト/総合テスト

作成したプログラムが正常に動作するか確認していきます。
チェックする範囲によって、テストのフェーズが分けられます。
詳細設計の内容どおりに動作するか確認する単体テスト、複数のプログラムと連携して動作を確認する結合テスト、システム全体の動作を確認する総合(システム)テストと、少しずつ対象規模を広げていきながらテストを進めます。

テストを終え、最初に決めた要件を満たしたプログラムが完成すればリリースされます。要件定義や設計が不十分だと、テストで不具合が多発するため、上流工程でいかに品質を高めるかが重要なポイントです。

 

5.リリース

リリースとは実際にシステムを稼働させる事です。
前工程のテストまでは検証環境で行っていましたが、テストでバグや異常の無い事が確認できたら、
そのプログラムを本番環境に移行させて、運用が開始されます。

6.運用・保守

・「運用」は、日々システムを動かすこと
・システムに変更を加えるのは「保守」

■運用:「運用」は、日々システムを動かすこと
システム運用をざっくり定義するならば、「日々、システムを動かしていく作業」となります。サーバを起動・停止したり、決まった時間にデータを入力したり、このような定型化されたオペレーションを確実にこなすことで、システムが提供するサービスを滞りなくユーザーに届けます。
そのためにはシステムを「監視」し、状態を常に把握しておく必要があります。
一般的には、障害発生時に対応手順書に従った暫定対処を実施し、サービス提供を維持するのも運用の範囲とされるようです。

■保守:システムに変更を加えるのは「保守」
システム保守は「システムの改修や調整、修理をする作業」といえます。システムに対して変更を加えるのが、運用と大きく違う部分です。
バグの改修やDBのチューニングをはじめ、サーバ機器のリプレースも保守の作業範囲にふくまれます。
また、機器故障や想定外の動作といった予測が難しい事象への対応も、保守の重要な役割です。
対応が定型化できない問題を運用から引き取り、根本解決までもっていくという高度なスキルが要求されます。

現場によって「運用」と「保守」の定義は多少の違いがあると思いますが、システムの安定稼働が大きな目的であるのは間違いありませんので、運用部門と保守部門の役割を明確にし、うまく連携することが重要となります。

 

 

 

 

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