【ビジネス:思考術】ロジックツリーの基本

ビジネス

記述日 2022/9/29

ロジックツリーの基本

コンサルティング会社に入って学ぶものは、ロジックツリー、構造化、問題解決手法といった一連のロジカルシンキングや問題解決の手順です。

ロジックツリーを学ぶのに有用な本は
「新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術」
齋藤 嘉則 (著)

等があります。
結局のところ、コンサルタントの問題解決に、何かすごい裏技テクニックはありません。
とても基礎的な方法論を応用しているに過ぎないのです。

漏れなく、ダブりなく、論点を洗い出す

ロジックツリーで問題を解決するためには、次の4つを行います。
コンサルティングの過程では、これらを精緻に行っています。

1.論点を整理・分解する

2.各論点について数値分析する

3.項目の重み付けをする

4.アクションに落とし込む

大きくて複雑な問題でも、ロジックツリーを使って小さな問題に分解することで、それぞれの論点について議論・分析ができ、全体の答えを出すことができます。

まず、「痩せるには?」という論点をツリー上に分解していき、漏れなく、ダブりなく、論点を洗い出します。
この例では、分解の結果、6つの論点に分解されます。※下図参照
論点を整理したあと、6つの論点について、 数値分析を加えます。
「 基礎代謝率を上げる」という論点については、たとえば、年齢別の基礎代謝率の平均値を調べて、対象人物の代謝率と比べて向上余地が何%あるのかを調べる。
あるいはその人物の筋肉量を調べて、トレーニングで増やすことのできる筋肉量と、トレーニングの時間投入量をグラフにしてみる、といった形での分析が可能です。
その結果を受けて、「これが、痩せるためにもっとも重要でインパクトがある」と思われるものを、アクション案に落とし込んでいきます。

まとめ

・ロジックツリーの問題解決は4つのプロセスを精緻に行う

・ロジックツリーの活用には訓練が必要だが、基本は本からも学べる

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参考書籍

■コンサル一年目が学ぶこと 大石 哲之(著)

■図解 コンサル一年目が学ぶこと

非常に良い本。おすすめ!

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