【ビジネス:思考術】検証作業としてのリサーチ

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記述日 2022/11/20

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【ビジネス:思考術】仮説思考

 

検証作業としてのリサーチ

一年目のコンサルタントが担当する仕事の多くはリサーチですが、網羅的にやっていては時間が足りません。
一案件の調査には1日か2日、せいぜい数日単位の時間しか与えられませんから、仮説がなければ時間内には終わりません。

リサーチは仮説に対しての検証を提示するもの。となります。
目的も仮説もなく単にリサーチだけを行ってもなんの意味もありません。

仮説→検証→フィードバックのサイクルを高速で回す

もし仮説が正しいなら正確なデータを用いて「実際にこのようになっています」とクライアントに示すためのグラフをつくる。
もし違っていたら自分なりにそのデータから読み取れる新しい仮説を考えて、
「検証してみたところ、違う結果がでました。データから考えると真実はこうではないかと思います」と新しい仮説を提示します。

このように
「仮説→検証→フィードバック」というサイクルを高速で回すことで、問題の本質に効率よく迫ることができます。

なお、仮説は仮説ですから、リサーチ結果が仮説に反していたら素直に修正します。
ここで当初の仮説に合うように証拠を捏造してはいけません。
犯罪捜査ならいわゆる「見込み捜査による冤罪事件」になってしまいます。

意図しないデータが出てきたら素直に認めて、それをヒントにして新しい仮説をつくることです。

まとめ

・リサーチは、仮説に対しての検証をていじするもの

・検証により、仮説をひてうするデータが出てきたら、素直に修正し新しい仮説を立てる

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参考書籍

■コンサル一年目が学ぶこと 大石 哲之(著)

■図解 コンサル一年目が学ぶこと

非常に良い本。おすすめ!

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